短期間でバストアップは可能?複合的なケアで効果アップ
バストアップのQ&A

短期間でバストアップは可能?複合的なケアで効果アップ

スタイルを良く見せるために、効率良く短期間でバストアップしたいという方も多いでしょう。では、短期間でバストアップするにはどうしたら良いのでしょうか?

豊かなバストをつくるためには、補正力のあるブラジャーを着ける方法やマッサージをする方法があります。ひとつの方法だけではなく、複数の方法を取り入れるとバストアップしやすくなります。

今回は、短期間でバストアップするための方法について詳しくご紹介します。

バストが小さい原因とは

バストが小さい原因とは
小さいバストだと、メリハリのない体に見えてさみしい印象になります。「バストが小さいこと」で悩んでいる女性も少なくないでしょう。

では、なぜバストが小さくなってしまうのでしょうか?

バストが小さい原因とは?
以下の5つが原因になります。
・筋力低下
・栄養不足
・血行不良
・生活習慣の乱れ
・体に合わない下着

この5つの原因について詳しく説明します。

原因①バストを支える筋力が弱い

原因①バストを支える筋力が弱い
バストを支える筋肉が衰えると、バストが下垂して、サイズダウンの原因になります。

バストは、主に脂肪でできており、脂肪の下には「大胸筋」という筋肉があります。大胸筋は、バストを支える役割を果たしており、大胸筋の力がしっかりしていれば、バストの形が整い、バストアップしやすくなります。

また、大胸筋よりも深い場所には「小胸筋」という筋肉があります。小胸筋は、肩甲骨と肋骨をつなぐインナーマッスルで、大胸筋を持ち上げる働きがあります。

ところが、加齢や運動不足などから、これらの筋力が衰えてしまいます。すると、バストを支える力が弱くなり、バストの脂肪の重さから下垂してしまうのです。

もともと大胸筋や小胸筋は、日常生活であまり使うことがなく、衰えやすい筋肉でもあります。バストアップのために、日頃から筋肉を意識すると良いでしょう。

原因②バストの栄養不足

原因②バストの栄養不足
バストが大きく成長するためには、「タンパク質」「脂肪」「ビタミン」などの栄養素が必要です。体に必要な栄養が不足すると、バストもまた栄養不足に陥り、小さくなってしまうのです。

では、どのような人が栄養不足になるのでしょうか?

栄養不足になりやすい人の特徴
  • 痩せ型
  • 過度なダイエット
  • 偏った食生活
  • もともと小食

痩せ型や小食の人は、1日に必要な栄養素をきちんと摂取できていない傾向があります。また、現在女性はダイエット意識が強く、必要以上に食事制限をしている場合もあります。

今すぐ体に不調が現れないかもしれませんが、将来、肌荒れや生活習慣病などが起こりやすくなります。つまり、体もバストも食生活の影響が大きいのです。

必要な栄養をしっかり摂り、美しく豊かなバストが維持できるようにしましょう。

原因③バストの血行不良

原因③バストの血行不良
バストが小さくなる原因のひとつが血行不良です。

栄養や酸素は、血液の流れに乗ってバストまで運ばれています。もし血液の流れが悪いと、酸素や栄養がバストまで行き届かなくなり、バストが小さくなってしまうのです。

血液は、筋肉がポンプのような働きをして全身を巡っています。しかし、男性に比べて女性は筋肉量が少なく、そのポンプの働きも弱いために、血液が滞りやすいのです。

この血行不良は、冷え症や猫背などにも関係しており、代謝や免疫など体全体の機能を低下させてしまいます。

血行不良から起こる主な症状
  • 冷え症
  • 肩こり
  • 首のこり
  • むくみ
  • 疲労

血行不良から体の冷えが生まれ、それが肩こりや首のこりにつながります。すると、今度はバスト周辺の血液まで滞らせて、バストダウンの原因となります。

つまり、血行不良の悪循環に陥ってしまうのです。血行不良を改善するために、日頃から運動をして筋肉量を増やしましょう。

原因④生活習慣の乱れ

原因④生活習慣の乱れ
バストが小さい人は、女性ホルモンの分泌量が減少しているのかもしれません。

丸みのある女性らしい体つきになるには、女性ホルモンがしっかりと分泌されることが大切です。そのため、バストアップには女性ホルモンが欠かせないのです。

なぜ、女性ホルモンの分泌量が減少するのですか?
加齢、バランスの悪い食事、睡眠不足、ストレス、喫煙などから女性ホルモンのバランスが崩れ、分泌量が減少すると考えられています。

とくに、喫煙はバストに悪影響です。喫煙をすると、血管が収縮して血行が悪くなります。これでは、バストに必要な栄養が届かずバストが栄養不足になり、バストが小さくなってしまいます。

睡眠不足やストレスなど、些細な生活習慣の乱れも女性ホルモンに影響を与えます。

バストアップを目指すなら、生活習慣を見直しましょう。

原因⑤バストの型崩れ

原因⑤バストの型崩れ
年齢とともにバストの型崩れは、どんどん進んでいきます。

美しいバストを保つためには、体に合ったブラジャーを身に着けることが重要です。体に合わないブラジャーを着けると、バストの位置が安定せず、型崩れの原因になります。

また、楽な着心地を好んで、カップつきのキャミソールを着けている方もいるでしょう。カップつきキャミソールは、補正力が弱く、バストの脂肪が下や横に流れて、これもまた型崩れの原因になってしまいます。

バストアップを目指すなら、補正力のあるブラジャーを着けましょう。

自分に合うブラジャーをみつけるには、ブラジャー専門店や下着売り場に足を運び、アドバイザーにブラジャーを選んでもらうのがおすすめです。正しい知識を持ったアドバイザーなら、自分のバストにフィットするブラジャーを選んでくれます。

短期間で成果をだすバストアップ方法

短期間で成果をだすバストアップ方法
バストが小さい原因はひとつではなく、「筋力低下」「血行不良」「栄養不足」など、いくつかの原因が重なっていると考えられます。

そのため、バストアップするには、マッサージやブラジャーなどの外側からのケアと、食事改善などの内側からのケア、両方からバストへ働きかけていくのがポイントです。短期間で成果を実感できるように、バストアップに役立つ方法をみていきましょう。

ここからは、バストに効果的なトレーニングやおすすめの食品を紹介します。

方法1.バストを支える筋肉のトレーニング

バストアップには、大胸筋や小胸筋を鍛えるのが効果的です。では、大胸筋と小胸筋を鍛えるトレーニング方法をみていきましょう!

大胸筋を鍛える合掌のポーズのやり方

大胸筋を鍛える合掌のポーズのやり方

  1. 胸の前で、両手の手の平を合わせ合掌の形をつくります。
  2. 合掌をしたまま、ひじが手首と同じ高さになるよう左右に開きます。
  3. 力を入れて、両手のひらを押し合います。

体への負担も少なく、誰にでも手軽にできるトレーニングです。合掌のポーズで、バストの土台となる大胸筋を鍛えると、下垂を防ぎハリのあるバストに近づくことができるでしょう。

小胸筋を鍛える上半身の上げ下げのやり方

小胸筋を鍛える上半身の上げ下げのやり方

  1. 体重をかけても、傾かない安定した椅子を用意します。
  2. 椅子には座らず、椅子の座面に背を向けて立ちます。
  3. 座面の両サイドに腕を伸ばし、両手をついて腰を落とします。
  4. 両手で体を支えながら、腕よりも体が前にくる状態をつくります。
  5. 膝の角度は直角に保ち、ひじを曲げ伸ばします。
  6. 上半身の上げ下げを繰り返します。
    ※椅子を利用して、腕立て伏せをするようなイメージで行うのがコツです。

ややきついトレーニングですが、バストの脂肪が背中や脇に流れるのを防ぎます。また、左右のバストが近づきやすくなるため、谷間効果やサイズアップ効果も期待できます。

方法2.食生活の改善

バストアップを目指すなら、栄養面からアプローチするのも大切です。

健康のためにも、栄養バランスの取れた食事を3食きちんと食べてください。そして、バストアップに効果的な食品を積極的に取り入れてみましょう。

おすすめの食品は、納豆や豆乳などの大豆製品です。バストアップには女性ホルモンがしっかりと分泌されることが大事ですが、大豆には女性ホルモンに似た働きをする大豆イソフラボンが含まれています。

大豆イソフラボンを含む食品

大豆イソフラボンを含む食品

  • 納豆
  • 豆乳
  • 豆腐
  • 油揚げ
  • 厚揚げ
  • 味噌
  • 大豆の水煮

さらに、ボロンという成分もバストアップに有効です。ボロンは、果物やナッツ類に含まれるミネラルの一種です。

ボロンを含む食品

ボロンを含む食品

  • キャベツ
  • りんご
  • ぶどう
  • 海藻
  • アーモンド
  • クルミ

ただし、ボロンは熱に弱い成分です。できるだけ加熱せず、そのまま食べることがポイントです!
「キャベツが多めのサラダをつくる」「りんごやぶどうをおやつにする」など、工夫してこまめに食べてみてください。

ナッツ類を食べるときは、パッケージをよく確認して、そのまま生で食べられる商品を選ぶと良いでしょう。また、ナッツ類には「美容効果のあるビタミン」「便秘改善に役立つ食物繊維」など、女性に嬉しい成分も含まれています。

方法3.血行の促進

方法3.血行の促進
体が冷えると、血行不良が起こり、バストダウンの原因になります。

バストに必要な栄養を届けるため、冷えを改善して血行促進しましょう。冷えを改善するポイントを6つ紹介します。

温かい服装にする
寒さが厳しい季節は、手袋や厚手の靴下などを使い、末端を冷やさないようにしましょう。
締めつけの強いブラジャーを避ける
小さめのブラジャーや補正力が強すぎるブラジャーは、体への負担が大きくなります。正しいサイズのブラジャーを身に着けましょう。
冷房を使いすぎない
職場や飲食店などでは冷房が強いときがあります。上着やブランケットを準備してください。
湯船につかる
忙しいときも、シャワーだけで済まさず、お風呂でゆっくり湯船につかりましょう。
正しい姿勢を維持する
スマホやパソコンの使用は、前傾姿勢が続き、猫背が癖になります。正しい姿勢を意識しましょう。
運動を習慣にする
毎日運動を続けると、全身の筋肉量が増えて、血行不良の改善につながります。運動が苦手な人は、ふくらはぎの筋肉を鍛える簡単なストレッチ方法をご紹介します。
足を肩幅に開き、立ち、かかとの上げ下げを繰り返してください。それを20回1セットとして、数回繰り返しましょう。

方法4.バストのマッサージ

方法4.バストのマッサージ
バスト周辺のマッサージをすると、酸素や栄養を含んだ新鮮な血液が運ばれ、ハリや弾力のある美しいバストに近づきます。また、バスト周辺にたまった老廃物を押し流して、むくみの改善にもつながります。

それでは、バストアップにおすすめのマッサージ方法を紹介しましょう。

アンダーバストのマッサージ方法
  1. 手を「ギュッ」と握って、拳をつくります。
  2. アンダーバストに拳をあて、外側から中心の谷間の部分に向けて、なぞっていきます。
  3. 8回を1セットとして、左右マッサージしてください。
    ※左のバストは右手で、右のバストは左手で行うと、左右同じ力加減でできます。
鎖骨のマッサージ方法
  1. 鎖骨からバストトップに向かって、拳でなぞっていきます。
  2. 左右8回ずつ、行いましょう。
腕の付け根のマッサージ方法
  1. 肩から脇の下にかけて、腕の付け根を中心に、拳でなぞっていきます。
  2. 左右8回ずつ、行いましょう。

これらのマッサージは、拳を往復するのではなく、同一方向に動かすのがポイントです。そのようにすると、余分な老廃物が排出されやすくなります。

ただし、マッサージする力加減には注意してください。あまりにも強い力でマッサージすると、それが刺激となって痛みが出てしまいます。優しい力で、マッサージを行いましょう。

方法5.生活習慣の改善

方法5.生活習慣の改善
ブラジャーやトレーニングなどで一時的にバストアップできても、生活習慣が乱れていては、根本的な解決にはなりません。

バストアップや健康のために「睡眠不足」「ストレス」「喫煙」など、生活習慣を見直しましょう。

睡眠不足の原因
  • デスクワークが多い
  • 仕事時間が不規則
  • テレビやゲームに夢中になる
  • スマホが手放せない

睡眠不足になると、筋肉の緊張が取れず、疲れが蓄積されていきます。質の良い睡眠で、心身の疲れをリセットしましょう。

まず、スマホやパソコンを使いすぎないようにしてください。頭が冴えて興奮状態になり、うまく寝られなくなります。

さらに、スマホやパソコン画面からは、ブルーライトが出ています。ブルーライトには、質の良い睡眠に必要な「メラトニン」というホルモンの分泌を鈍らせてしまう働きがあります。

つまり、スマホやパソコンの使用で、寝つきが悪くなるのです。寝る1時間前には、スマホやパソコンから離れるようにしましょう。

また、ストレスの解消も大切です。過度なストレスから、ホルモンバランスが乱れやすくなり、バストアップの邪魔になります。

ストレスの原因
  • 病気
  • 疲労
  • 人間関係
  • 仕事
  • 温度差

ストレスの原因から距離をおいたり、趣味を楽しんだり、自分に合うストレスの解消法をみつけると良いでしょう。

方法6.下着等でバストの形を整える

方法6.下着等でバストの形を整える
実際のバストサイズより、小さいブラジャーを使用している人が多いようです。

小さいブラジャーを着けると、バストの脂肪が押さえつけられて形が崩れてしまいます。さらに、強い締めつけによって血行不良になり、サイズダウンの原因になります。

自分の体に合う下着を選ぶようにしましょう!下着の機能やデザインは豊富にあり、選ぶ時間も楽しいものです。

なかには、バストアップに適したブラジャーがあります。それは通称「育乳ブラ」とも呼ばれています。

育乳ブラとは?
日常使いや日中で使用するブラジャーで、バストの脂肪を寄せて上げる効果があります。着けるだけで、バストにボリュームが出て、メリハリのある体つきに見えます。短期間でバストアップしたい人におすすめです!

また、睡眠時に適したブラジャーもあります。それは通称「ナイトブラ」と呼ばれています。

ナイトブラとは?
肌触りが良く、優しい補正力でバストを守ります。睡眠中、脇や背中に流れるバストの脂肪を、安定した位置にする効果があります。バストの形を整えてくれるため、バストアップを目指している人にも良いでしょう。

日中と睡眠中は、姿勢が変わり、バストにかかる重力も異なります。目的や用途に合わせて、ブラジャー選びを楽しみましょう。

魅力的に見せてくれるブラジャーがあるはずです!

まとめ

1.トレーニングで大胸筋と小胸筋を鍛えると、バストの下垂防止につながる
2.大豆イソフラボンやボロンは、バストアップに有効な成分である
3.運動を習慣にして、筋肉量を増やすとバストアップ効果が高まる
4.バストまわりをマッサージすると、バストに必要な栄養が届きやすくなる
5.睡眠不足やストレスなどの生活習慣の乱れは、ホルモンバランスを崩し、バストに悪影響を及ぼす
6.日中は育乳ブラ、睡眠中はナイトブラなど、目的や用途によってブラジャーを使い分けると良い

トレーニング、マッサージ、食事の改善など、バストアップを目指す方法はさまざまです。いくつかの方法を組み合わせるとバストアップ効果が高まり、短期間で成果が出やすくなるでしょう。

 
 

この記事の執筆者

佐藤 由加里
佐藤 由加里
バストアップ専門エステサロン「p-Grandi」チーフエステティシャン。マッサージ、医療脱毛・医療痩身・フェイシャル、総合痩身エステの施術などを習得したバストアップ専門家。プロフィール