育乳にはビタミンCの摂取が効果的
バストアップのQ&A

育乳にはビタミンCの摂取が効果的

(2020.03.12 追記)
女性の方であれば、一度はバストを大きくしたいと思ったことがあるのではないでしょうか?

バストアップには、マッサージや筋トレを思い浮かべますが実は、栄養素の摂取がとても大事です。では、どんな栄養素が育乳に効果的なのでしょうか?

バストアップには、大豆イソフラボンやボロンといった栄養素が一般的によく知られていますが、ビタミンCが育乳に効果的であることはご存じでしょうか?

美容によいビタミンCが育乳にもよい理由についてご紹介していきます。

育乳するには栄養素の摂取が大切

育乳するには栄養素の摂取が大切
バストを大きくするために

  • マッサージ
  • 筋トレ
  • ブラジャーにこだわる

など、様々な方法がありますが、その効果を高めるために栄養素の摂取が必要なことを忘れがちです。

育乳のためには、外的な努力も必要ですが内側からアプローチすることも大切です。必要な栄養素を含んだ食事や飲み物を摂取した上で、マッサージや筋トレを行えば、何倍もの効果が期待できるのです。

育乳に効果的といわれる代表的な食品は大豆製品です。大豆製品に含まれるイソフラボンという成分が育乳に効果的というのは皆さんご存じかもしれません。

ただ、大豆製品だけを摂取すればいいというものではありません。育乳に効果の高い栄養素と摂取できる食品や飲み物についてまとめたので見ていきましょう!

栄養素を取ればどうして育乳が出来るの?

育乳に必要な栄養素や食べ物、飲み物をみる前に、まずは、その仕組みについて軽くご説明させてください。

バストは、乳腺、脂肪、クーパー靭帯という3つの組織からできています。

クーパー靭帯とは?

乳腺を結合し形を整える組織です。バストの大きさに直接的な影響はありませんが、クーパー靭帯が伸びたり損傷したりすると、バストが垂れて形が崩れてしまいます。

実際に、バストの大きさに関係するのは、乳腺と脂肪になります。バストの大半は脂肪でできているので、脂肪を増やせばバストアップもできますが、胸だけ脂肪を増やすのは難しく、太ってしまうと体形が崩れてしまいバストアップ効果は実感できません。

乳腺はどうでしょうか?

乳腺は出産した女性が乳汁を分泌するための組織です。
乳腺が発達することで、バストの大きさが決まるといわれています。
女性ホルモンを活発化させると、乳腺の活動が活発になるため、胸も大きくなるのです。

女性ホルモンを活発に分泌させるにはどうすればよいのでしょうか?

女性ホルモンとは、エストロゲンとプロゲステロンという種類があります。
この2つが協調することで胸は大きくなります。
しかし、エストロゲンは出産時をピークに加齢とともに年々減少し続けます。

そこで、食べ物や栄養素で補ってあげる必要があるのです!女性ホルモンを活発に分泌させるために栄養素を摂取することが、育乳には必要なのです。

育乳に必要な栄養素とは?

ここでは、育乳に効果のある栄養素についてみていきましょう。

大豆イソフラボン

大豆イソフラボン
大豆製品に含まれている大豆イソフラボンは、育乳に効果の高い栄養素です。
この大豆イソフラボンは、体内でエクオールという成分に変化するのですが、このエクオールが女性ホルモンと似た働きをしてくれます。

ボロン

キャベツに多く含まれるボロンという成分は、育乳に効果があります。
ボロンは、女性ホルモンの一つであるエストロゲンの血中濃度を高める働きがあります。
減り続けるエストロゲンを補ってくれるだけでなく、皮膚に関わる美肌効果もあるので、育乳には必要な栄養素です。

ビタミンC

育乳に必要な栄養素にコラーゲンがあります。
ビタミンCはアスコルビン酸といわれ、コラーゲンの生成には欠かせない栄養素なのです。
また、ビタミンCは疲労やストレスの軽減にも効果的です。

ビタミンE

ビタミンEは、老化防止に効果的といわれていて血行をよくしてくれます。
肩こりやバストのこり解消、乳腺の発育にも効果的です。

たんぱく質

たんぱく質は人が生きていくのに欠かせない栄養素です。
たんぱく質には多くのアミノ酸があり、その数は20種類以上といわれています。
その中の9種類のアミノ酸は、体内で作ることができないため、食品から摂取する必要があります。
たんぱく質には女性ホルモンの一つであるエストロゲンを活発にする働きがあります。
そのため、育乳には欠かせない栄養素です。

これらの栄養素をバランスよく摂取することで、育乳効果を高めることができるのです。

ビタミンが育乳に効果的

ビタミンが育乳に効果的
ビタミンが肌に良いことは知られていますが、育乳に効くことはあまり知られていません。

美しく魅力的なバストとは、サイズが大きいだけでなく、ハリや弾力があり引き締まっています。育乳はどうしても脂肪を増やすイメージが強いですが、ビタミンを摂取することで大きさだけでなく、ハリのあるふっくらとしたバストを手に入れることができるのです。

それでは、ビタミンがどんな食品に含まれているのかをご紹介していきます。

ビタミンを多く含む食品とは

育乳に効果のあるビタミンB、C、Eが多く含まれている食品を8つ紹介します。

豆腐

豆腐と聞くと、大豆イソフラボンのイメージが強いのですが、ビタミンも豊富に含まれています。
大豆を潰して作られる豆腐は体内への吸収率も90%以上と高く、育乳効果も期待できます。

豚肉

豚肉にはビタミンB1が豊富に含まれていて疲労回復効果が期待できます。
また、高たんぱく質食品なので、女性ホルモンを活発にする成分もあります。

アーモンド

アーモンドは育乳効果のあるたんぱく質やボロンを多く含んでいる上に、ビタミンEも豊富です。

かぼちゃ

かぼちゃ
かぼちゃにはビタミンEとビタミンCが豊富な上にアンチエイジング効果もあるので、ハリや潤いのために摂取したい食品です。
また豊富に含まれているベータカロテンがビタミンAに変化するのも魅力的ですね。

アボカド

アボカドは世界一栄養価が高い果物としてギネスブックに登録されています。
アボカドには育乳に効果のあるビタミンEとミネラルが含まれています。

枝豆

枝豆は、豆と野菜、両方の栄養素を同時に摂取できる食品です。
大豆イソフラボンはもちろんですが、育乳に必要なビタミンEも豊富に含まれています。
また、大豆よりもベータカロテンやビタミンCを多く含んでいます。

たらこ

たらこはビタミンの宝庫です。
ビタミンE、ビタミンB1、ビタミンB2を含んでいますので、育乳にも美容にも効果的な食品です。

トマト

トマトはビタミンB2、ビタミンC、ビタミンB6といった多くのビタミンを含んでいます。
新陳代謝をよくし、エストロゲンの働きを助けてくれるので、育乳だけでなく、美容にも効果が期待できます。

ビタミンCを摂取して育乳しよう

ビタミンCを摂取して育乳しよう
ビタミンには様々な種類があります。その中でもビタミンCの作用は、

  • アンチエイジングの効果がある抗酸化作用
  • ニキビや吹き出物を予防してくれる抗炎症作用
  • 毛穴トラブルの改善につながる皮脂抑制作用
  • 美肌に欠かせないメラニン生成抑制作用
  • 肌のハリに欠かせないコラーゲン合成促進作用
  • キメを整えるセラミド合成促進作用
  • 疲労回復作用

などがあります。

この中でも注目したいのは、コラーゲン合成促進作用です。コラーゲンが多く生成されると、ハリのあるバストになります。

そして、抗酸化作用は細胞の老化を防いでくれます。疲労回復作用は血液の循環をよくしてくれるので、育乳に必要な栄養素をスムーズにバストに運ぶことができるというものです。

では、もう少し詳しくみていきましょう。

アンチエイジング効果と美肌のために

アンチエイジング効果と美肌のために
ビタミンCが育乳に効果的な理由の一つにアンチエイジング効果と美肌効果があります。加齢や紫外線、ストレスなど、様々な要因で肌は危険にさらされています。

肌がたるんでバストが垂れ下がってしまうと、ボリュームのあるバストでも魅力はありません。ビタミンCには、強力な抗酸化作用があります。

この抗酸化作用により、肌の老化を防ぎ、ハリを保ってくれるので、育乳の効果が期待できるのです。また、ビタミンCを摂取することで、副腎皮質ホルモンの合成が促進されます。

副腎皮質ホルモンとは?

ストレスや疲労に立ち向かってくれる大切なホルモンです。
育乳にもっとも必要とされる女性ホルモンは、疲労やストレスにより乱れてしまいがちです。
女性ホルモンを正常に分泌させるためにもビタミンCを摂取して、副腎皮質ホルモンを適切に合成する必要があるのです。

ビタミンCの摂取によりバストの内側から女性ホルモンを守ることで、育乳の効果が期待できるのです。

クーパー靭帯と大胸筋のために

クーパー靭帯と大胸筋のために
育乳のためには、クーパー靭帯の保護と大胸筋・小胸筋の発達が必要です。バストは乳腺、脂肪、クーパー靭帯で構成されています。

バストのボリュームは主に脂肪組織でできていますが、それだけでは垂れ下がってしまいます。その脂肪組織や乳腺は、クーパー靭帯と大胸筋・小胸筋が支えているので、上向きの綺麗なバストが維持できるのです。

ところが、クーパー靭帯は加齢や激しいスポーツなどで一度損傷してしまったり伸びてしまったりすると元に戻りません。ハリのある上向きのバストを維持するために、クーパー靭帯は重要な役割を持っているのです。

このクーパー靭帯を構成している成分はコラーゲンです。コラーゲンの生成には、たんぱく質からアミノ酸を作るステップが必要ですが、その時に必要になるのがビタミンCです。

クーパー靭帯の損傷を防ぐためには、外側からのブラジャーでの保護と内側からのコラーゲンが欠かせません。また大胸筋や小胸筋はバストの土台となる大切な筋肉です。

脂肪、乳腺、クーパー靭帯はバストの形を維持し、ふっくらとしたバストを作るのに重要ですが、そのバストを底側から引っ張り上げ、上向きにしてくれるのが大胸筋と小胸筋です。この2つの筋肉の発達にもビタミンCが必要です。

ビタミンCの摂取方法3つ

ビタミンCは、一度に大量に摂取しても自然に排出されてしまう性質を持っています。そのため、体内にため込むことができません。

毎日の食事に取り入れて食品から摂取するのが理想的ですが、一日の必要量を食事だけで摂るのは、忙しい女性にとって難しいものです。ビタミンCは、とても身近な栄養素なので毎日簡単に摂取できる方法を3つご紹介します。

1.食事から摂取する方法

一番理想的なのがビタミンCを多く含む食品を食事で摂取する方法です。ビタミンCが多く含まれた食材の代表は「レモン」です。

でも、レモンだけでビタミンCを必要量摂取するのは大変ですよね。そこで、ビタミンCが多く含まれる食品を紹介します。

ビタミンCは様々な食材に含まれていますが、野菜と果物、飲み物で、無理なく摂取してみましょう。

野菜類

野菜類
野菜の中でも特に多くのビタミンCが含まれているのは、赤ピーマンです。
他には、ブロッコリーやしし唐、ゴーヤにも豊富にビタミンC が含まれています。
見落としがちなのがイモ類で、じゃがいも、さつまいもはビタミンCが豊富です。
ビタミンCは、水溶性で酸化しやすく、熱に弱い性質があります。
そのため、野菜からビタミンCを摂取する場合、調理方法に注意が必要です。
新鮮なうちに摂取することや長時間水にさらさないようにして加熱時間も最小限にしましょう。
それでもイモ類のビタミンCは、壊れにくい特徴があります。
調理後でも豊富にビタミンCが摂取できるのでおすすめです。

果物

果物でビタミンCが多く含まれているのはキウィです。
黄色のキウィには、緑色のキウィが持つビタミンCの2倍も含まれています。
柿やみかんにも豊富に含まれていますが、季節を問わず摂取できるという点ではパパイヤやグレープフルーツがおすすめです。
果物は、生のまま食べることが多いと思います。新鮮なうちに食べるようにしましょう。

緑茶

緑茶
緑茶にもビタミンCが含まれています。
カロリーを気にせずに飲める緑茶は、ビタミンCを摂取するには最適です。

ライフスタイルに合わせて、ビタミンCを積極的に摂取しましょう。

2.サプリメントを活用する方法

忙しい女性にとって1日分のビタミンCを食品から摂取することは、難しいでしょう。そういった場合には、場所や時間を選ばないサプリメントでの補給がおすすめです。

ドラッグストアやスーパーでも、ビタミンC配合と書かれた錠剤やドリンクが多数販売されています。レモン何個分といった表示もよく見かけます。

ビタミンCというと、レモンや果物のイメージが強いですが、実はザクロもおすすめです。ザクロは食品として摂取しようとすると実のなる時期しか摂取できませんが、サプリメントであればいつでも摂取できます。

ザクロには、ビタミンだけでなく「ポリフェノール」が豊富に含まれています。ビタミンとポリフェノールの効果で血行をよくし、バストにハリとツヤを持たせる効果が期待できます。

育乳のためには食品からの摂取が理想的ですが、補助的にサプリメントで摂取することも可能なので試してみましょう。

3.ジェルやクリームで肌から摂取する方法

3.ジェルやクリームで肌から摂取する方法
ビタミンCが配合されているボディクリームやマッサージジェルを肌に塗って外側から摂取することも効果的です。ビタミンCが配合されている商品は多数、市販されていてドラッグストアやコンビニなどで手軽に購入することができます。

ビタミンCを肌に塗った場合、直接クーパー靭帯や大胸筋・小胸筋の細胞に届くわけではありませんが、バストのケアに効果が期待できます。ビタミンC配合のボディクリームやマッサージジェルは、肌のハリを維持したり、キメを整えたり、日焼けによるダメージの防止に役立ちます。

バストの肌のハリを維持できれば、バストアップにもつながり、美しいバストの形を作ることができます。肌のキメが整えば柔らかいバストにもなります。

ビタミンCの摂取で気を付けたい事

ビタミンCの摂取で気を付けたい事
ビタミンCは、摂りすぎても自然に排泄されるといわれています。なので過剰摂取により下痢や嘔吐、尿路結石ができる危険性があります。

全ての人に症状があらわれるものではなく、体質や体調によるものですので気になる方は、様子をみながら摂取しましょう。特にサプリメントを利用される方は過剰摂取にならないように注意しましょう。

次に合成ビタミンCについてです。パンやジュースの食品添加物に「アスコルビン酸」というものがあります。

これは、ビタミンCの別名です。ビタミンCの抗酸化作用を応用し、酸化防止剤として食品添加物に広く利用されています。

こうした酸化防止剤としてのビタミンCは、科学的に合成されたビタミンCが使われています。この合成ビタミンCは、安価な遺伝子組み換え作物が使われているものが多く、危険性を危惧する声もあります。

また、食品添加物のビタミンCは、酸化防止剤ですのでビタミンC自身が酸化し、食品を守る働きをしています。そのため、ビタミンCとしての効果は期待できません。

通販サイトやドラッグストアで手ごろな価格で入手できるサプリメントの多くは、合成ビタミンCが使用されています。効果が全くないというわけでありませんが、気になる方は価格が少しお高い「天然ビタミンC」が配合されているサプリメントを選ぶのが安全です。

ビタミンC自体は非常に安全で効果の高い栄養素です。積極的に取り入れて、育乳に役立てましょう。

まとめ

1.育乳は、マッサージや筋トレだけでなく、栄養素の摂取が不可欠であること
2.育乳に効果的な栄養素は、大豆イソフラボン、ボロン、ビタミン、たんぱく質などであること
3.ビタミンCが美容だけでなく、育乳にも効果的であること
4.ビタミンCの摂取は食品やサプリメントだけでなく、ボディクリームやマッサージジェルで皮膚からも摂取できること
5.ビタミンCには、天然のものと合成ビタミンCがあること、過剰摂取による副作用にも気を付けること

ビタミンCが含まれた食品やサプリメントを利用して、育乳に役立てましょう。

 

この記事の執筆者

佐藤 由加里
佐藤 由加里
バストアップ専門エステサロン「p-Grandi」チーフエステティシャン。マッサージ、医療脱毛・医療痩身・フェイシャル、総合痩身エステの施術などを習得したバストアップ専門家。プロフィール