チューブトップは胸が垂れる原因になるの?
バストの悩みQ&A

チューブトップは胸が垂れる原因になるの?

チューブトップブラはホールド力が弱いため胸が垂れる原因となる場合があります

肩紐レスのチューブトップの胸元にカップがついたチューブトップブラは、圧迫感がないため着け心地がよいのが魅力です。

しかし胸をしっかり包みこみ支える機能がないため、体を動かして胸が揺れると垂れてしまう可能性があります。
日常使いするには、ホールド力の高いサイズに合ったワイヤーブラを選んで着用することをおすすめします。

締め付けがないぶん胸を支える力もないため胸が垂れるリスクがあると言われています

締め付けがないぶん胸を支える力もないため胸が垂れるリスクがあると言われています
チューブトップブラというのは、肩紐がないチューブトップにブラのカップがついたタイプのインナーです。

カップが胸を包んでいますが、胸自体をしっかり支える力はないので毎日着用していると胸が垂れて、形まで崩れるケースもあります。

胸は、女性ホルモンに分泌により発達した乳腺と乳腺を守るようについた脂肪から構成されています。
そして胸の重みを支えるために、クーパー靭帯という繊維状のコラーゲン結合組織が、胸の内部に張り巡らされているのです。

しかしクーパー靭帯は胸が激しく動くことや、加齢による衰えにより伸びきってしまう、もしくは切れてしまうことがあります。
チューブトップでは胸が締め付けられない分、ホールド力もないため、重たい胸を支えきれずにクーパー靭帯へのダメージが進むと言えるでしょう。

すると胸が徐々に下に垂れてきたり、脂肪が外側に向かって流れたり、左右の胸が離れてしまい谷間がなくなり、形崩れを起こしてしまうことになるのです。

チューブトップブラはメリットもありますが毎日の着用は控えましょう

チューブトップブラはメリットもありますが、毎日の着用は控えましょう
チューブトップブラは、ワイヤーの入ったブラジャーと異なり、胸を締め付ける圧迫感がなく、楽に過ごせるという理由で利用されています。

胸が開放的なため、血流が悪化することもなく思春期などは胸の成長を阻害しないという利点もあります。
さらに肌に優しいためワイヤー部分の生地が皮膚に擦れてかぶれたる心配のなく、敏感肌の方でも安心です。

また肩紐もなくチューブトップブラ自体が下着になっているため、首元が広く開いたデザインの服を着ても、アウターに響かないなどオシャレの幅も広がります。

そしてチューブトップブラはカップが大きめなため、見た目にもバストのボリュームがアップしたように見える場合があります。
一方でカップが大きいということは胸とカップの間に隙間ができており、走ったりジャンプしたりすると胸が激しく上下に揺れて、形が崩れやすくなるのです。

チューブトップブラがどうしても手放せない方もいるかもしれません。
ですが、オフショルダーなど洋服のデザイン上どうしても必要な時だけに限定して使う方が良いと言えます。
その日のファッションに合わせて、ブラジャーも選び方を工夫してみることがおすすめです。

胸の下垂を食い止めるには下着選びや着用の仕方を見直しましょう

胸の下垂を食い止めるには、下着選びや着用の仕方を見直しましょう
気に入った可愛い下着を愛用しているうちに、知らないうちに胸が垂れてきた、小さいと感じるようになった、もしくは形が崩れたと感じる方もいるでしょう。

その場合は、ワイヤーの入ったきちんと胸を支えるブラに戻すことで、胸の下垂を食い止め、以前のような形のよい胸を取り戻せる可能性もあります。

ただ胸のサイズは、妊娠・出産などの経験・体重の変化・加齢により変わってきています。
いつまでも昔のままのサイズでブラを購入すると、ずれたサイズ感になってしまうこともあり、それこそ胸の下垂につながる場合があるのです。

定期的にサイズをチェックして、今のバストにあったサイズのブラを選ぶことが大事です。
さらに正しい着け方をすることで、脇やお腹に流れた脂肪も胸へとある程度戻すことも可能だと言われています。

以下は、正しい着け方の手順です。

  1. やや背中を丸めながら、胸をブラのカップに収めてホックを留めます
  2. カップをやや浮かせて、掌でお腹や脇、背中に流れた肉もカップに入れます
  3. カップのカーブが胸の下の丸みに合うように、カップ全体を整えて肩紐もぴったり合うように調整します

体を動かすとブラはズレやすくなるため、トイレに行った際などにこまめにズレを直すようにしましょう。

まとめ

1.チューブトップブラは、ホールド力が弱いため胸が垂れる原因となる場合があります

チューブトップブラは、胸を下からしっかり支えることができないため、毎日着用すると胸が垂れてくる可能性があります。

バストのボリュームや形を守るためには、きちんとホールドできるワイヤーブラを着用したほうがよいでしょう。

2.締め付けがない分、胸を支える力もないため胸が垂れるリスクがあると言われています

チューブトップブラは、カップが付いているインナーのため胸を支える力が弱く、長期間の着用で胸が垂れやすくなります。

胸を支えるクーパー靭帯は加齢によって衰えるため、胸が外へ広がって形も崩れやすくなるのです。

3.チューブトップブラはメリットもありますが、毎日の着用は控えましょう

胸への締め付け感もなく、素材も肌に優しい上に服のデザインによってはインナーが響かない点などがチューブトップブラの魅力です。

しかし毎日の着用はどうしても胸の下垂を加速させるため、リラックスタイムのみなど着用の時間を決めて使い分けましょう。

4.胸の下垂を食い止めるには、下着選びや着用の仕方を見直しましょう

胸の下垂を防ぐには、やはりホールド力のあるワイヤーブラを普段は使うことが好ましいと言えます。

また胸のサイズは年々変化するので、現在のサイズに合ったブラをきちんと選び直すことも大事です。

 

この記事の執筆者

佐藤 由加里
佐藤 由加里
バストアップ専門エステサロン「p-Grandi」チーフエステティシャン。マッサージ、医療脱毛・医療痩身・フェイシャル、総合痩身エステの施術などを習得したバストアップ専門家。プロフィール