
バストまわりの汗が気になる…!ムレ・ベタつきを防ぐ簡単対策&アイテムまとめ
目次
暑くなるにつれて気になってくる、バストまわりの汗やムレ。
この時期バストサロンでは、単に汗をかきやすいだけではなく、かゆみやあせも、ニオイに関するお悩みも数多く寄せられます。
そこで今回は、バストの汗が気になる人に向けて、ベタつきや肌トラブルを防ぐ対策と便利アイテムを詳しくご紹介。
ちょっとした工夫で、暑い毎日でも快適に過ごせるようになるのでぜひ参考にしてください。
なぜバストまわりは汗をかきやすいの?
暑い日、帰宅してから服を脱ぐと、バストまわりの汗がびっしょり!なんて経験はありませんか。しかし、そもそもなぜバストまわりは汗をかきやすいのでしょうか。
多くの人に共通する理由があるため、まずはそのメカニズムを理解しましょう。
バスト下は汗がたまりやすい構造
バストは皮膚同士が密着しやすく、身体のなかでもひときわ汗がたまりやすいパーツです。胸のふくらみによって自然と谷間やバージスラインができるため、かいた汗が乾きにくく、ムレの原因にもなります。
さらに、ブラジャーの締め付けやインナーの密着感も加わると、余計に蒸れやすくなり、不快感の原因に。また、サイズの合っていないブラを着けていると、より一層通気性が悪くなってしまいがちなので、バストの汗に悩むなら下着自体の見直しも必要です。
ホルモンバランスや体型も影響
実は、バストまわりの汗には、私たちの体内のホルモンバランスも大きく関係しています。
なかでも代表的なのが、生理前や排卵期など、女性ホルモンが変動するタイミング。このような時期は基礎体温が上がりやすいため、普段通りの生活を送っていても比較的汗をかきやすくなる傾向にあります。
また、バストが大きい人は、その分アンダーラインや谷間で皮膚同士が接している面積が大きくなり、ムレやすさが増すことも。一方、小胸さんでも、もともと体温の高い体質は汗をかきやすい傾向にあります。
バストサロンを訪れるお客様のなかには「汗をかきやすい=太っている」というようなマイナスイメージを持っている方もいますが、決して「身体が大きいから汗をかく」とは限らず、体調や体内のバランスも関係しているのです。
インナーの素材や着方も原因に
バスト汗の原因には、着ているインナーの素材も大きく関わっています。化学繊維が多く含まれるインナーは吸湿性が低く、汗を吸わずにムレを悪化させる可能性があるからです。
また、重ね着のしすぎや、肌に密着しすぎるインナーを長時間着ていると、汗が外に逃げる余地がなくなり不快感が増してしまいます。夏はできるだけ通気性・吸汗性に優れたコットンや機能性素材を選び、バストまわりのムレを防ぎましょう。
バストの汗によるトラブルとは?
バストまわりに汗をかいたとき、みなさんはすぐにケアできていますか。実は、バストの汗は放置するとさまざまな悩みに発展してしまいます。
ここでは、代表的なトラブルをピックアップしているので、すでに心当たりがある方はこれを機に汗対策を始めましょう。
バスト周辺で、まず気になりやすいのがトップスにできてしまう汗ジミ。目立ちやすい位置なだけに、外出時に気を遣うという人も多いでしょう。
さらに、汗が衣類にしみ込むことで雑菌が繁殖し、嫌なニオイも発生しやすくなります。これが繰り返されると、洗濯しても落ちにくいニオイが残るリスクも。
ニオイまで定着してしまうと、インナーやブラジャーの買い替え自体も検討しなければならないため、早めの汗ケアを意識することが大切です。
汗に含まれる皮脂やたんぱく質成分は、衣類の黄ばみの原因になります。特に、白や淡色の下着・服は、汚れが目立ちやすく、変色によって清潔感が損なわれてしまうこともあるでしょう。
「下着の色が多少変わったって、誰にもバレないし」と気にしない方もいるかもしれませんが、実は使い古した下着を身に着けることは、無意識のうちに私たちの気分を下げてしまう要因になります。
また、一度ついた黄ばみは普通の洗濯ではなかなか落ちにくく、漂白剤を使って落とすのが一般的。とはいえ、下着の種類によっては漂白剤の使用がNGな場合もあるため、汗を極力下着に吸収させないようにする工夫が必要です。
バストまわりのムレを放っておくと、「かゆみ」や「あせも」にもつながります。汗が肌の表面に長時間まとわりつくことで、雑菌の繁殖や肌への摩擦が起こりやすくなるからです。
なかでもアンダーバストは、下着で常に覆われているため通気性が悪く、皮膚トラブルが出やすい部位。下着を外した際、アンダーラインにベタつきがある場合は、特に注意してください。
これらの症状はかきむしるとさらに悪化してしまう可能性があるため、早めのケアが重要です。すぐにできる予防としては、汗をこまめに拭きとったり、肌にやさしい下着を選んだりするとよいでしょう。
バストまわりの汗対策
ここからは、バストまわりの汗をケアする際に有効な対策を3つお伝えします。今すぐ始められるポイントもお伝えしているので、ぜひ実践してください。
バストの汗対策としてまず意識したいのが、通気性の良い服装選びです。
暑い時期は肌に直接触れるインナーやトップスの素材がムレの原因になりがち。コットンやリネン、吸汗速乾性のある機能素材など、通気性と吸湿性に優れた生地を選ぶことで、バストまわりの汗を効率よく逃がすことができます。
さらに、オーバーサイズのTシャツなどゆったりとしたシルエットの服を選ぶことで、空気が通りやすくなりムレを軽減できます。肌着もピタッとしたタンクトップよりキャミソールを選ぶと、汗による不快感を抑えられるでしょう。
ただし、冷房や扇風機でバストまわりに直接空気を送りこむのは、できるだけ避けたほうがよいポイント。バストの体温が急激に下がると、血行不良を引き起こし、ハリや形に悪影響を及ぼしかねないからです。
特に、バストアップを目指している方は、カーディガンなど適度に身体を温められる洋服も備えておいたほうがよいかもしれません。
清潔感を保つ上では当たり前ですが、汗はこまめに拭き取ることが何より大切です。バストまわりは汗がたまりやすく、蒸れによるトラブルが起こりやすいので、外出先でもハンカチや汗拭きシートを携帯しておくと安心です。
汗を拭くタイミングとしては、お手洗いに行った際がおすすめ。ゴシゴシ擦ると肌に負担がかかりやすいため、ハンカチやシートで優しく押さえるように拭いてください。
また、帰宅後はすぐにシャワーを浴びて身体を清潔に保つこともポイント。入浴後は、顔のスキンケアと同じようにしっかりと保湿して、肌のバリア機能を保ちましょう。
バストの汗対策は、汗をかいた後の対処だけでなく、予防ケアも可能です。
例えば、出かける前や朝の身支度の段階で、制汗剤やボディパウダーを使っておくことで、汗をかいたときのベタつきやニオイを軽減できます。最近では、良い香りの商品も増えているので、フレグランス感覚で使うのもおすすめです。
また、ムレが気になる日は、あらかじめ汗取りパッド付きのインナーが大活躍します。脇やバストまわりの汗ジミを防げるので、安心して1日を過ごせるでしょう。
日常使いにおすすめのアイテム
ここからはバストの汗対策に役立つおすすめアイテムをご紹介します。選ぶべきインナーだけでなく、下着と組み合わせて使ったほうがよいものもピックアップしているので、ぜひ試してみてください。
バストまわりの汗対策として、まず取り入れたいのが「汗取りパッド付きインナー」です。脇にパッドがついているものが一般的ですが、最近ではアンダーバストや谷間部分にパッドが付いているタイプも登場しています。
パッドによって汗をしっかり吸収すると、トップスへの汗ジミが目立ちにくくなるため、長時間の外出も安心。薄手でシームレスなデザインのものも増えており、1日中快適に過ごせます。
手持ちのブラジャーと組み合わせて着用できるパッドだけの商品や、キャミソールに貼り付けるタイプのものもあるので、個々のライフスタイルに合わせて取り入れてみましょう。
バスト汗対策には、ブラジャー選びも重要。夏はカップ裏に汗が溜まりやすいため、できるだけ通気性の良い設計のものを選んでください。
たとえば、通気性に優れたメッシュ素材や、吸湿速乾機能のある生地を使ったブラジャーは、ムレを防ぎつつしっかりホールドしてくれます。一方で、ストラップやカップに装飾がついているものは、汗による変色のリスクがあるため、避けたほうが無難です。
また、ワイヤーの有無も見逃せないポイント。暑い分、ブラジャーの締め付けが気になるという場合は、ノンワイヤータイプを選ぶと快適なつけ心地とバストケアの両方が叶いますよ。
カップ付きキャミソールも、バストまわりの汗対策として活躍します。ブラジャーとインナーが一体化しているため、重ね着の必要がなく、ムレや窮屈さを軽減することができます。
特に、速乾性にすぐれた素材を使用したタイプの場合、汗をかいてもベタつきにくく、サラッとした着心地が続きます。ただし、サポート力が弱いものを長時間着用するとバストが下垂しやすくなるので、基本的にはホールド感のあるインナーと併用してください。
ムレを防いでさらっとした肌を保ちたいなら、ボディパウダーもおすすめです。汗をかきやすいバスト下や谷間に軽くはたくだけで、皮脂や湿気を吸収してくれます。
最近では、肌へのやさしさを考えた無添加処方や香り付きのものも多く、外出前のケアにぴったり。ドラッグストアで手軽に購入でき、ひとつ持っておくとバスト以外の汗をかきやすいパーツにも使えます。
ただし、汗をかいたあとにそのまま使うと肌荒れの原因になることも。必ず清潔な状態で使用することを心がけ、粉を含ませるパフもこまめに洗うようにしてください。
汗やムレで肌が敏感になりやすいバストまわりには、専用の保湿クリームを使うのも効果的です。
バスト専用クリームは、保湿だけでなく肌の引き締めやハリ感アップをサポートしてくれる成分も含まれていることがほとんど。あせも・かゆみを防ぎながら、バストの手触りをケアできます。
特に、お風呂上がりの清潔な状態で良い香りのクリームを使うと、ふっくら弾力のあるバストに。ニオイ対策と同時にバストケアもできるので、一石二鳥といえます。
暑い季節におすすめのひんやりアイテム
外出前にしっかりと汗対策をしていても、厳しい暑さのなかでは太刀打ちできないこともあるはず。そんなときには、以下のような涼しさを取り戻せるアイテムがあると心強いでしょう。
厚手の汗拭きシート
外出時や通勤中に便利なのが、サッと身体を拭ける汗拭きシート。特に、力を入れても破れにくい厚手のシートは、ブラジャーとバストの間にも差し込みやすく、ひと拭きでベタつきを軽減できます。
汗拭きシートは使い捨てタイプが多く、衛生的に使えるのがうれしいポイント。さらに、メントール配合など清涼感のあるタイプを使えば、まるでシャワーを浴びたかのようなリフレッシュ効果も得られます。
また、使用時にはシートを手のひら全体に広げ、やさしく押し当てるように汗を拭き取るのがコツ。擦ってしまうとバストまわりの肌荒れにつながりかねないので、注意してください。
ボディ用の制汗剤
脇の下に使うイメージが強い制汗剤は、実はバストまわりにも使える心強いアイテム。谷間やアンダーバストに軽く振っておくと、発汗作用を一時的に抑えて、ムレ・ベタつき・ニオイを防ぐ効果が期待できます。
最近では、ジェル・ミスト・スティックなど制汗剤の形状も豊富。ひんやりとした塗り心地を求めるならジェルタイプ、手を汚さず塗りたい場合はスティックやミストなど、シーンに合わせて使い分けるのもおすすめです。
ただし、香料やアルコールが含まれている制汗剤は、敏感肌にとっては刺激になり得る可能性も。初めて使用する場合は、直接バストに塗布せず、腕などで赤みやかゆみが出ないかチェックしましょう。
クール系のスプレーで爽快感を
暑さ対策として人気の「クール系スプレー」や「冷感ミスト」は、バストまわりにも使える便利アイテム。衣類の上から使えるタイプも多く、ひんやり感を与えてベタつきを一時的に和らげてくれます。
また、肌に直接使えるミストは、外出先でも手軽に涼しさを得られ、汗対策はもちろん熱中症対策にも◎。ただし、汗をかいたバストに直接振りかけると、気になるニオイが悪化したり、ベタつきが増すリスクもあるため、汗は拭き取ってから使うのがおすすめです。
無香料タイプを選んでおけば、制汗剤や汗拭きシートなど、香り付きのほかのアイテムとの組み合わせ使いも難なくできるでしょう。
ナイトブラも“涼しさ”で選ぶ時代
バストサロンを訪れるお客さまからよく聞くのが、「暑い日はナイトブラを着けるのが億劫になってしまう」「ノーブラで寝たほうが涼しくて快適」という声。しかし、ナイトブラをせずに寝てしまうと、バストの形のキープが難しくなるだけでなく、クーラーによって身体が冷えてしまうリスクも高まります。
そこで、汗対策として見逃せないのが、ナイトブラの選び方。通気性の悪い素材やホールド力の強すぎるナイトブラは、ムレの原因になり、睡眠の質を向上できません。
ナイトブラはもともと締め付け感が少ないものがほとんどですが、一層軽やかな着心地のものを選んでおくと、夏場も夜間のバストケアが続けやすくなります。薄手の素材やシンプルなデザインのナイトブラを選んで、睡眠中も快適に過ごしましょう。
肌トラブルが起きたときの対処法
バストまわりは、一度汗をかいてしまうと赤みやニキビ、あせもなど様々な肌トラブルを引き起こしがち。ここからは、もし肌トラブルにつながってしまった場合のケアについて説明していきます。
赤み・かゆみが出たときの応急処置
汗やムレが原因でバストまわりに赤みやかゆみが出た場合は、まず肌を清潔に保つことが第一です。基本的には、シャワーで汗をしっかりと洗い流した後、タオルでやさしく拭き取り、肌表面が乾いた状態を取り戻しましょう。
それから、敏感肌用の低刺激な保湿剤や、あせも・かゆみを和らげる抗炎症成分を含むクリームを使用すると、肌のコンディションが落ち着きやすくなります。
かきむしってしまったり、クリームを塗りすぎてしまったりすると悪化しやすいので、極力肌は触らず、シンプルなケアを心がけてください。
下着の素材変更・着用時間の見直しを
肌トラブルが頻繁に起きる場合、使用しているインナーの素材が肌に合っていない可能性もあります。
特に、ツルツルとした手触りの化学繊維は汗を吸収しにくく、ムレの原因に。特定の下着を着けたときに汗が気になる場合は、一度コットンなどの天然素材に切り替えると、肌への負担が抑えられるかもしれません。
ゆったりしたインナーに着替えるなど、着用時間を見直すのも有効です。
長引くときは皮膚科の受診も検討
あせもやかゆみ、湿疹などの肌トラブルが数日以上続く場合や、症状が治まらない場合は、我慢せずに皮膚科を受診しましょう。特に、ニキビやかきむしってしまった後の傷は、放置しておくと長期間残ってしまうこともあるため、迅速なケアが必須です。
また、使っている市販薬での対処に不安があるときも、医師のアドバイスを受けることで、的確な治療が受けられます。
バストはデリケートなパーツだからこそ、肌悩みが深刻化した場合のショックも大きいので、早めの対処で症状の悪化を防ぎましょう。
快適なバスト周りをキープする生活習慣
汗の量やバストまわりの肌トラブルには個人差がありますが、日々の生活習慣によって、そのコンディションを整えることは可能です。まずは次の3つのポイントを押さえて、気になるベタつきやニオイを予防していきましょう。
水分補給と食事バランスも大切
「汗対策=外側からのケア」だけに注目しがちですが、内側からのアプローチも欠かせません。なかでも基本になるのが、毎日の食生活と水分補給です。
たとえば、水分をこまめにとると、体温調節がスムーズになり、汗の量が安定しやすくなります。また、ビタミンやミネラルを含むバランスのよい食事は、肌のバリア機能を整え、汗で肌がベタついたとしてもトラブルが起きにくくなります。
一方で、揚げ物や辛い料理、カフェインの多い飲み物は汗の分泌を促すため、暑い季節は少し控えめにするのが吉。食事で補い切れない栄養素はサプリメントなどでサポートできるので、夏こそインナービューティーに力を入れてみましょう。
バスタイムのボディケアを丁寧に
1日の終わりには、入浴やシャワーでしっかりと汗や皮脂を洗い流し、肌を清潔に保つことが大切。特に、バストまわりは、皮脂の分泌が過剰になりやすいため、ボディスクラブなどを使ったスペシャルケアがおすすめです。
また、暑いからといってシャワーだけで済ませるのはNG。浴槽に浸かることで自律神経が整うと、肌トラブルや体臭の悩みが軽減される可能性が高まるので、たとえ3分程度でもしっかりと温まりましょう。
さらに、お風呂上がりには、化粧水を含ませたコットンでバストまわりを拭き取ると、余分な皮脂や古い角質をすっきりオフできます。肌表面のキメが整うことで、その後に重ねるバストクリームも塗り広げやすくなるため、「顔からバストまではつながっている」という意識でスキンケアをしていきましょう。
日中と夜間でインナーを使い分けるのも◎
汗対策をしながら快適に過ごすためには、インナーの使い分けもポイント。日中は速乾性にすぐれたブラやパッド付きのキャミソールを選び、夜は通気性やリラックス感を重視したナイトブラを取り入れると1日中快適です。
また、最近は、汗をかきやすい人向けの機能性インナーも続々と登場しています。お気に入りのタイプが見つかった場合は複数枚持っておくと、夏休みの旅行でも重宝するでしょう。
よくあるQ&A|バストの汗に関するお悩み解決
最後に、バストまわりの汗に関するよくある疑問にお答えします。今回はバストサロンで特に聞かれる4つの質問をピックアップしました。
バストまわりのムレや汗ジミを防ぐには、日常生活の中で取り入れやすいルーティンを作っておくのが効果的。以下のようなケアを続けることで、バストまわりの不快感が減り、自信を持って過ごせるようになりますよ。
朝の身支度の段階で、汗取りパッド付きインナーや通気性のよいブラジャーを選ぶことで、バスト下にたまる汗をしっかり吸収。外出が多い日や、長時間の通勤・移動がある日は特におすすめです。
日中は、こまめに汗拭きシートでバストまわりをやさしく拭き取るのがポイント。シートが手元にない場合、乾いたタオルでポンポンと軽く押さえるだけでも、汗によるベタつきやムレを抑えられますよ。
外出前やお直し時には、ボディパウダーや制汗剤を活用しましょう。サラサラ感が長時間続き、バストの汗やムレを抑えることができます。敏感肌の方は、低刺激処方のものをチョイスしてくださいね。
汗をかいたまま放置すると、毛穴詰まりやニキビの原因に。バスタイムにはボディスクラブでバストまわりをやさしく洗い流し、古い角質や皮脂をオフしましょう。ゴシゴシこすらず、円を描くようにマッサージすると肌にやさしく、清潔な状態に。
肌表面をきれいにしたあとは、保湿ケアで肌をすこやかに保つことも重要。保湿によって、肌のバリア機能が高まり、ニオイやトラブルの予防にもつながります。
バストまわりの汗は、他の部位と比べてもニオイがこもりやすく、意外と人に気づかれます。なかでも、夏場や湿度の高い時期には要注意。汗そのものは基本的に無臭ですが、皮脂や角質、肌表面の常在菌と反応することで気になるニオイを発生させます。
バストまわりは皮脂腺が多いパーツで、かいた汗は「酸っぱいニオイ」「雑巾のようなニオイ」に変化しやすいのが特徴。特に日中、何度も汗をかいてムレが続くと、ニオイの発生源がどんどん蓄積されてしまいます。
また、バストの位置はちょうど人との距離が近くなるときに鼻が近づきやすい高さ。電車の満員状態や、デスクワークで隣の席との距離が近い場面では、わずかなニオイも相手に届きやすくなります。
さらに、汗ジミとセットでバレてしまうこともあり、放置しておくと「気づかないうちに、周囲からの印象がダウンしていた」ということも。清潔感をキープするうえで欠かせないケアなので、たとえ面倒だとしても、続ける価値はかなりあるはずです。
ナイトブラは就寝時のバストを優しく支える役割がありますが、素材や設計によってはムレを感じることもあります。特に、汗をかきやすい体質の方は、夏からナイトブラを着け始めると、「暑くて挫折しちゃった……」というケースも多いようです。
とはいえ、最近ではメッシュ素材や接触冷感タイプなど、ナイトブラの選択肢もかなり広がっています。そのため、快適さとホールド力のバランスが良いものに出会えば、ムレによる不快感は心配いらないでしょう。
また、寝汗をかきやすい人は、ナイトブラを着ける代わりに寝具や室温を調節すれば、案外気にならなくなるケースも多いので、環境を整えることも試してみてください。
冬でもバストまわりは汗をかきやすいパーツです。厚着や室内外の寒暖差、暖房の影響で、知らず知らずのうちに汗が溜まっています。
特に、ヒートテックなどの保温性インナーは汗を閉じ込めやすく、素材によってはムレの原因に。乾燥による肌トラブルだと思っていたものが、実は汗によるものだったということもあり得るので、バストまわりにかゆみやニキビができたときは注意してください。
肌荒れや不快感を防ぐためにも、季節を問わず、バストの汗対策は意識したい習慣です。
ちょっとした工夫”でバストの汗問題を解決!
バストまわりの汗やムレは、暑い季節だけでなく、体質や日常の習慣によっても起こる悩みのひとつです。とはいえ、ちょっとした対策やアイテムを取り入れるだけで、毎日がグッと快適に過ごせるようになります。
通気性の良いインナー選び、汗をかく前の予防ケア、こまめな拭き取りや保湿など、意外とできることはたくさん。また、肌トラブルが起きたときには、無理せず周囲に相談することも大切です。
これからの季節、気になるバスト汗の悩みは、自分に合ったケアで楽しく乗り越えていきましょう。
この記事の執筆者
![]() | 佐藤 由加里 バストアップ専門エステサロン「p-Grandi」チーフエステティシャン。マッサージ、医療脱毛・医療痩身・フェイシャル、総合痩身エステの施術などを習得したバストアップ専門家。プロフィール |