胸が小さいのは遺伝なの?
バストアップのQ&A

胸が小さいのは遺伝なの?

胸が小さいのは遺伝の問題だけではありません

バストの大きさや形は遺伝だけでなく、生活習慣などの後天的要素も関わっています。親子は生活や食事も似ているため、体脂肪の付き方や体格も似てきます。

その結果としてバストの大きさが近くなることがあるでしょう。しかし、生活習慣や食事、それによってもたらされるホルモンバランスは後天的なものです。

生活や心がけ次第でバストの大きさや形には違いが生まれます。

胸の大きさは遺伝のような先天的要素と生活習慣などの後天的要素で決まります

胸の大きさは遺伝のような先天的要素と生活習慣などの後天的要素で決まります
遺伝とは見た目や性格などの特性が親からその子孫に受け継がれていくことを言います。たとえば視力や身長なども遺伝の影響を受けると言われている特性です。

また胸も医学的には遺伝する可能性があると考えられています。ただし、母親のバストが小さいことが理由で、自分のバストが小さいと考えてしまうのは誤解です。

これは親のサイズがAカップだったから自分も大きくなれない、といった単純な話ではありません。筋肉や体脂肪の付き方、ホルモン分泌が似ることでバストも似通いやすいだけとも考えられます。

実際に、親のバストが小さい場合でも娘は胸が大きくなったというパターンは無数にみられるでしょう。これは胸には遺伝という先天的な要素のほかに、後天的な要素が影響していることが原因です。

一説にはバストの大きさに遺伝が関与する割合は30パーセント程度とも言われ、残りは他の原因と考えられています。バストの大きさに関係する後天的な要素とは生活習慣やホルモンバランスです。

親の胸が小さいから自分も先天的に胸が小さいと決めつけてしまうのは早計かもしれません。まずは自分自身がバストを小さいようにしてしまう行動をとっていないか考えてみてください。

生活習慣やストレスで胸が小さくなることがあります


バストが小さい原因は乳腺の小ささや、体脂肪の少なさなどの体質や遺伝にあると言われています。しかし、原因はそれだけではありません。

胸が小さい原因をまとめました。

ホルモンバランスの乱れ

私たちの身体は日常的な生活習慣の影響を強く受けています。とくにバストアップに関係する女性ホルモンや成長ホルモンはデリケートなので、生活が乱れることで分泌に影響を与えることがあります。

食事の栄養バランスによってもホルモン分泌が影響されるため、バランスよく何でも食べるようにしましょう。痩せるための無理なダイエットなどもホルモンバランスの崩れる原因になりますから、気をつけてください。

またホルモン分泌がもっとも活発になる夜の時間に熟睡しておくことも、バストアップのために始めることができる生活習慣です。

冷え

ホルモンやバストに必要な栄養は血液に乗って全身に届けられます。そのため、冷えて血流が悪くなれば、ホルモンの停滞や栄養不足を招きます。

冷えはバストだけでなく、全身に悪影響なので注意しましょう。

ストレス

人の身体はストレスを受けると自律神経が乱れ、ホルモンバランスを崩してしまいます。自律神経とホルモンは両方とも脳によってコントロールされていて、どちらか崩れればもう一方にも影響してしまうのです。

不適切なブラ

胸の形を強調するためや、大きく見せるために、自身のサイズと異なるサイズのブラをつけていることなどもあるかもしれません。しかし、自分の胸のサイズに合っていないブラは、より胸を小さくしてしまう事に繋がります。

また、ピッタリだと思っているブラが、実は胸を押さえつけてしまっている可能性などもあります。しっかりと下着を装着する事で、実はもっと大きかった、大きくすることが出来たという事はよくありますから、まずは専門店で正しい装着の仕方を教わってみるのも良いでしょう。

冷え性を改善することで胸にもよい影響があります

冷え性を改善することで胸にもよい影響があります
ストレスや睡眠不足など、私たちの生活はバストや肌にとって好ましくないものであふれています。そんな中でもバストアップのためにすぐに始めることができるのが冷え対策です。

入浴

冷えを予防するには40度程度のお湯にゆっくりつかりましょう。じわっと汗が出るくらいの長さの入浴をおすすめします。

飲み物

冷えを解消するには氷の入った冷たい飲み物やコーヒーなど体を冷やす飲み物は避けるようにしましょう。ただし、我慢のし過ぎはストレスの元なので、冷水を避けて常温の水にするなどできることから始めましょう。

マッサージ

バストの血行を良くするためにも脇の下から身体の側面にかけてのマッサージもおすすめです。背中や二の腕に流れた脂肪を戻すようなイメージでおこなうとより効果的でしょう。

運動

冷え知らずの身体を作るためには筋肉も大切です。ウォーキングなどの適度な運動は代謝を活発にして冷えを防止すると考えられています。

太りにくい体を作るためにも、運動で体温を上げましょう。冷えによる血行不良は血液の循環を悪くしてホルモン停滞の原因になります。

また女性ホルモンを作る卵巣を冷やすことにもなるので、生活習慣の改善で冷えを回避しましょう。

まとめ

1.胸が小さいのは遺伝の問題だけではありません

バストが小さいのは体質や遺伝だけでなく、生活習慣や食事などの後天的要素が関係しています。

ホルモンバランスの乱れやストレス、冷え性などはバストが小さい原因になると考えられているのです。

2.胸の大きさは遺伝のような先天的要素と生活習慣などの後天的要素で決まります

胸の大きさは、ある程度親からの遺伝に影響されると考えられています。

ただし、親子だと生活習慣や食べているものも似通るため遺伝だけの結果とは言い切れません。

まずは、胸を大きく成長させる生活習慣や食生活を心がけましょう。

3.生活習慣やストレスで胸が小さくなることがあります

胸の大きさは体質や遺伝などの先天的な要素に加えて後天的な要素によって決まります。

ホルモンバランスの乱れや生活習慣の乱れはバストには大敵です。

冷えやストレスも胸に悪影響と言われています。

4.冷え性を改善することで胸にもよい影響があります

身体が冷えることで、血流が悪くなってホルモンの停滞や栄養不足を招くことがあります。

しっかりと湯船につかるほか、冷たい飲み物は避けて適度な運動を心がけましょう。

冷え対策は胸だけでなく、全身を整えるために大切です。

 
 

この記事の執筆者

佐藤 由加里
佐藤 由加里
バストアップ専門エステサロン「p-Grandi」チーフエステティシャン。マッサージ、医療脱毛・医療痩身・フェイシャル、総合痩身エステの施術などを習得したバストアップ専門家。プロフィール