バストアップには脂肪も必要?
バストアップのQ&A

バストアップには脂肪も必要?

バストアップには脂肪も大切な栄養素です

バストの90%は脂肪で、10%が乳腺で構成されています。
バストの脂肪は燃焼されやすく、運動の際にバストが揺れてしまったり、食事制限で摂取カロリーが減ったり栄養素が不足することによって、バストのサイズがダウンしてしまうことがあります。

また乳腺を発達させるエストロゲンも、卵巣の脂肪組織から分泌されています。
脂肪もバストアップには欠かせない大切な栄養素です。

バストは乳腺と脂肪でできています

バストは乳腺と脂肪でできています
バストは10%の乳腺と90%の脂肪から構成されており、ホルモンバランスの変化によって構成比率が変化します。
バストとは本来、女性ホルモンの一種であるエストロゲンによって発達した乳腺によって形が保たれていますが、ホルモンバランスが崩れてエストロゲンの分泌量が減ると乳腺は萎縮してしまい、脂肪が増えてきます。

脂肪の比率の高いバストはハリがなくなって柔らかくなるため形が崩れやすくなり、また重さが増してしまうため、バストを支えるクーパー靱帯が支え切れずに伸びて下垂しやすくなります。

エストロゲンの減少の原因には様々ありますが、その中の一つに加齢が挙げられます。
30代からはエストロゲンの分泌量が減少するといわれており、それに伴ってバストの下垂も始まります。

下垂を防ぐためには筋力をつけ、できるだけ体脂肪を減らすようにしておく必要があります。
とくに大胸筋を鍛えることでバストの土台ができ、下垂せずに支えられます。

バストを支えるクーパー靱帯は、一度伸びたり切れたりしてしまうと、元に戻りません。
クーパー靱帯を守るためには、サイズの合ったブラジャーを着用してバストを固定しておくことが大切です。
運動時、就寝時問わず、ノーブラでいる時間をなるべくなくすことが、下垂対策においてもっとも重要です。

エストロゲンは脂肪から作られます

エストロゲンは脂肪から作られます
エストロゲンは日常生活の影響を受けやすく、不規則な生活やストレスなどで分泌量が減ってしまいますが、脂質の摂取量を抑えすぎてしまうこともエストロゲンの減少の原因となります。

エストロゲンがなぜ減ってしまうのかは、エストロゲンが卵巣の脂肪組織から分泌されていることに起因しています。
脂質はダイエット時など食事制限の関係で摂取量が制限されてしまいがちですが、制限しすぎてしまうと今度は体に必要な栄養素が不足してしまいます。

しかもバストの脂肪は燃焼されやすく、ダイエットの結果バストサイズもダウンしてしまうケースがよくあります。
原因として、バストが揺れてしまうことにより脂肪が燃焼されてしまう、食事制限によって栄養が行き渡らなくなっていることなどが挙げられます。

バストアップにはある程度の脂肪も必要となってくるため、バストアップを目指す人はダイエットを控え、脂質を摂取するようにしましょう。
運動時にはスポーツブラを着用するなど、バストが揺れないように工夫をしましょう。

良質な油分で栄養を保ちましょう

良質な油分で栄養を保ちましょう
脂質の摂取に際し、積極的に取り入れていきたいのがEPA(不飽和脂肪酸)です。
EPAは体内でも凝固せず液体のままであるという特徴があり、血液中の中性脂肪やコレステロール値を調節する働きをします。

このEPAを多く含んでいる食品は、魚介類と、オリーブオイルやごま油などの植物油です。
魚介類にはEPAの他にも、DHA(ドコサヘキサエン酸)鉄分やカルシウムが含まれているので、旬の魚介を食事に取り入れることで、効率的に栄養を摂取することができます。

しかし魚の脂肪分は酸化しやすいので、なるべく新鮮なものを食べるようにしましょう。
また体内での酸化を防ぐために、抗酸化作用を持つ緑黄色野菜やナッツ類と一緒に食べると効果的です。

上記に加えて、筋肉を作る働きがあるタンパク質もまた、摂取したい栄養素です。
大豆製品には良質なタンパク質が豊富に含まれている上に大豆イソフラボンも含まれているので、積極的に取り入れていきたい食品です。

まとめ

1.バストアップには脂肪も大切な栄養素です

バストのほとんどは脂肪で構成されていますが、燃焼されやすいため、運動や食事制限の結果バストサイズのがダウンしてしまうことがあります。

女性ホルモンもまた卵巣の脂肪組織から分泌されているため、脂肪はバストアップに欠かせない栄養です。

2.バストは乳腺と脂肪でできています

バストは乳腺と脂肪でできており、ホルモンバランスの変化によって構成比率が変化します。

乳腺はエストロゲンによって発達しますが、分泌量が減ると脂肪の割合が増えてバストは形が崩れやすくなる上、重くなって下垂します。

3.エストロゲンは脂肪から作られます

エストロゲンは卵巣の脂肪組織から分泌されるため、脂質の摂取量が制限されすぎてしまうと、分泌量が減少してしまいます。

しかもバストの脂肪は燃焼されやすいですから、バストアップを目指す人はある程度の脂質を摂取する必要があります。

4.良質な油分で栄養を保ちましょう

脂肪の摂取について、積極的に取り入れていきたいのが、EPAです。

EPAは主に魚介類に多く含まれているので、旬の魚介を食事に取り入れていくことで効率的に栄養を摂取することができます。

 

この記事の執筆者

佐藤 由加里
佐藤 由加里
バストアップ専門エステサロン「p-Grandi」チーフエステティシャン。マッサージ、医療脱毛・医療痩身・フェイシャル、総合痩身エステの施術などを習得したバストアップ専門家。プロフィール