バストケアはどこにお金をかけるべき?無駄遣いしないためのコツを育乳のプロが解説
バストアップのQ&A

バストケアはどこにお金をかけるべき?無駄遣いしないためのコツを育乳のプロが解説

形、サイズ、触り心地など、色んな面でアプローチができるバストケア。
ただし、どれも頑張ろうとすると、どうしてもお金の問題がネックになりませんか?

実は、バストケアは、使うアイテムにかける金額よりも「かけどころ」が大切です。

そこで今回は、バストサロンに勤める筆者の経験やお客さまの実体験を踏まえて、バストケアで本当にお金をかけるべきポイントを解説します。
育乳のプロとして、ムダ遣いを防ぐコツもお伝えするので、ぜひ最後までお読みください。

バストケアにかけるお金、実は“かけどころ”が大切!

バストケアにかけるお金、実は“かけどころ”が大切!

皆さんは普段、バストケアに毎月どのくらいのお金を使っていますか?
限られたお金を有効的に使えるように、まずはバストケアに対するお金のかけ方を見直していきましょう。
バストケアは「投資」と「節約」の見極めが重要
バストケアとひと口に言っても、費用をかけられる点は下着選びから食事、コスメや運動まで幅広くあります。

とはいえ、すべてに均等にお金をかけるのは現実的ではないはず。そのため、予算内で「投資すべき部分」と「節約できる部分」をうまく見極めることが重要です。

たとえば、効果が出るまでに時間がかかるケアには、ある程度の予算を割いたほうが長期的な満足度が高くなります。一方で、目先の流行や見た目重視で選んだグッズは、続かず無駄になることも。

特に、毎日着用する下着は、投資・節約どちらの面から見ても重要なアイテム。購入前には、長く使い続けられるか、自分の悩みに合っているかを意識して選ぶようにしましょう。

やみくもに買っても意味がない?

SNSや口コミで人気のアイテムをとりあえず買ってしまう…そんな衝動買いは誰しも経験があるでしょう。

しかし、バストケアアイテムは、実際に使ってみて「合う/合わない」がハッキリ分かってしまう分、「安物買いの銭失い」になってしまうリスクがかなりあります

また、バストケアにおいて大切なのは、使用感と継続性。どんなに効果が期待できるアイテムでも、使い続けなければほとんど効果が感じられません。

形状やサイズ、使用するタイミングが合っていないと、かえって逆効果になることもあるため、無理して使い続けることも控えるようにしてください。

お金をかけるべきバストケアアイテム・サービス5選

お金をかけるべきバストケアアイテム・サービス5選
早速ここからは、お金をかけたほうがよいバストケアアイテム・サービスをご紹介します。
今回は、予算問わず力を入れるべき5つのものをピックアップしたので、自分に必要なケアを見極めていきましょう。

①体型・悩みに合ったブラジャー

体型・悩みに合ったブラジャー
まず第一にお金をかけるべきなのは、自分の体型やバストの悩みにぴったり合ったブラジャー。ブラジャーはバストの土台を支える重要なアイテムです。

特に、バストの脂肪は柔らかく流れやすいため、日中のサポート力は必須。サイズが合っていなかったり、サポート力が弱いものを着け続けたりしていると、バストの形崩れや下垂を引き起こす原因になります。

そして、せっかくお金を出すなら、フィッティングが可能なバストサロンや下着専門店で試着・測定を受けて、自分に合う一枚を選ぶのがおすすめ。見た目重視でサッと選んだものよりも長く使えるものが見つかり、愛着も湧くでしょう。

②寝心地を妨げないナイトブラ

寝心地を妨げないナイトブラ
ナイトブラも毎日着けられるものだからこそ、品質にはお金をかけて正解。安さに釣られて買った商品の場合、「使用感が合わず、よく眠れなかった」という声を聞くことが多いため、注意が必要です

夜間は体を休める時間であると同時に、バストがもっとも無防備になる時間でもあります。寝返りやうつ伏せ寝によってバストが横に流れたり、圧迫されたりすると、形やハリに悪影響を及ぼしかねません。

そこで頼るべきなのが、着け心地がやさしくホールド力もあるナイトブラ。「着ければいい」というものでもないので、自分の体型に合っているかどうかは吟味しましょう。

③継続しやすいサプリメント

継続しやすいサプリメント
バストケアサプリメントは、体の内側から女性らしさをサポートする目的で用いられることが多いアイテム。だからこそ、高価なものを短期間試すよりも、自分の体質やライフスタイルに合ったものを飲み続けることが大切です。

特に、価格と飲みやすさのバランスがとれているサプリメントは、バストだけでなく身体全体の健康をフォローするという意味でも頼もしい存在。また、口コミに左右されるのではなく、処方やブランドに対する信頼度も判断基準にしましょう。

④バストサロンで受ける施術

バストサロンで受ける施術
自宅のケアでは届かない部分のアプローチには、バスト専門サロンの施術に任せるのが効率的。プロの手によるマッサージや美容機器の使用は、血流やリンパの巡りを促し、ハリのあるバストづくりをサポートしてくれます。

バストサロンは、「高そう…」と感じる方も多いですが、多くのサロンは初回来店者限定のキャンペーンなどを実施しており、意外と手軽に体験可能です。まずはそこで良さを実感してから、定期的に通うかどうかを検討してもまったく問題ありません。

さらに、サロンでは自分のバストの状態や体質を知ることができるので、今後のセルフケアにも役立ちます。たとえ通うことが難しくても、一度プロの手を借りれば、きっと新しい発見がありますよ。

⑤バストの土台を整えるためのジム通い

バストの土台を整えるためのジム通い
バストアップのためにジムに通うことも、立派な投資。バストは脂肪組織だけでなく、筋肉や姿勢とも密接に関係しているので、バストの土台を強くするためには、筋トレやストレッチを取り入れた運動が効果的です。

特に、大胸筋や広背筋、体幹を鍛えるメニューは、バストアップを目指すうえでかなり有効。猫背や巻き肩が続くと、バストが下がって見えたり、実際に下垂が進行するリスクもあるため、しっかりと対策してください。

予算に余裕がある方は、定期的にパーソナルトレーニングへお金をかけてもOK。自分だけのオリジナルメニューに取り組むことで、よりバストに特化したトレーニングを続けられるでしょう。

無駄遣いになりやすいケアは?

無駄遣いになりやすいケアは?
実はバストケアを頑張っていると、間違ったお金のかけ方をしてしまうこともよくあります。特に、次の3つのケースは多くの女性にとって「あるある」なので、無駄遣いにならないように注意していきましょう。

価格だけで選んだ下着

「セールだったから」「見た目が可愛かったから」と、つい衝動的に買ってしまいがちなのが下着。ですが、価格やデザインだけで選んだブラジャーは、サイズや形が合わず、かえってバストに悪影響を与えることもあります。

とくにバストを支える力が弱かったり、アンダー部分がズレやすかったりするブラは、バストが流れて垂れやすくなる原因に。安価でしっかりした作りのものもありますが、着用感・素材・縫製のバランスを見て判断することが大切です。

「安かったけど結局使わなくなった」「フィットしなくてタンスの肥やしに…」とならないように、自分に合ったブラを選ぶ意識を持つことが、長期的にはコスパの良い選択につながります。

その日の気分で塗っているバストクリーム

塗るだけで、バストの感触をふっくらさせるバストクリーム。テクスチャーや香りなどによって選ぶ楽しさがありますが、実は「なんとなく塗っているだけ」では効果を感じにくいことも。特に、「贅沢に使うなんてできない…」と毎回少量を塗っているのであれば、本来期待できるはずの仕上がりにまったく近づけません。

「いつも思い出したときだけ塗っている」「いまいち効いているかわからない」という場合は、普段使っているスキンケアアイテムをバストまで塗るようにしましょう。基本的に顔に使うものはバストまで塗り広げても問題ないため、シンプルなケアから始めるのがおすすめです

また、過去に使用していたものの余ってしまっているスキンケアアイテムをバストクリームとして代用してもOK。気まぐれなケアは結局ムダ遣いに終わることが多いので、まずは習慣づけることを意識してください。

飲み忘れることが多いサプリ

期待して購入したサプリメントも、いざ手元に届くと飲み忘れてしまいがち。また、高額なサプリを購入しても、「結局もったいなくてちょっとずつ飲んでしまう……」となれば意味がありません。

一般的にサプリメントは、継続してこそ効果を感じやすくなるアイテム。「飲む回数が多すぎる」などライフスタイルに合っていないサプリを選ぶと、飲むタイミングを逃し続けてしまうでしょう。

購入前には、「自分の生活にちゃんと取り入れられそうか」をしっかりイメージしてから、取り入れるようにしてください。

効率よくバストアップするためのお金の使い方

効率よくバストアップするためのお金の使い方
ここからは、それぞれのバストの悩みや年齢に合ったお金の使い方について解説していきます。迷った場合の判断基準もお伝えしているので、ぜひ今後のバストケアの参考にしてください。
体型・年齢・悩みに合ったケアに予算を配分する
バストケアにかけるお金は、やみくもに使うのではなく、「自分の悩みに直結したケア」に集中して使うことで、効果と満足度がグッと高まります。

たとえば、20代前半でまだハリがある方なら、土台を整えるインナーやナイトブラ中心の投資で十分。30代でボリュームの減少や下垂が気になりはじめた方なら、サロン施術やサプリとの併用で、身体の内側・外側どちらからも整えるケアが必要かもしれません。

また、産後の体型の変化などライフステージによっても、必要なアプローチは異なります。「自分にとって本当に必要なケアは何か?」を見極めてからお金をかけることで、無駄を最小限に、成果を最大限にしていきましょう。

継続しやすさと実感のしやすさで選ぶ

繰り返しお伝えしていますが、バストケアは「続けること」がもっとも重要です。

そのためには、継続しやすく、効果が実感しやすいアイテムを選ぶことが大切。いくら高機能でも使用感がストレスになるものは長続きしないため、自分の好みに合うかどうかを購入前に確認しておくのがポイントです。

たとえば、着心地がよくデザインもおしゃれなナイトブラなら、毎晩の習慣として無理なく着け続けられます。バストサロンも、悩みを相談しやすいスタッフに担当してもらうことで、単に自分磨きを頑張るというだけでなく、サロン通いが「癒しの時間」になります。

「これなら毎日続けられる!」と思えるケアをひとつでも増やすと、結果としてコスパのよい投資につながるでしょう。

バストサロンで一度だけ相談するのもOK

「何を使えばいいか分からない」「いろいろ試しているのに効果が出ない」と悩んでいるなら、バストケア専門のサロンに相談してみるのもひとつの手です。サロンでは、自分の体型をプロにチェックしてもらえるため、「どんなケアに力を入れるべきか」が明確になります。

さらに、バストサイズや形だけでなく、筋肉やリンパの流れ、姿勢なども見てもらえるため、自分では気づかなかった改善ポイントに気づけることも。コスパを重視するなら、「セルフケアでは限界がある部分だけをサロンで補う」といった通い方も賢い選択肢です。

結果的に、必要のないアイテムや無理なケアにお金を使わずに済むようになるので、バスト以外の自分磨きにも投資しやすくなるでしょう。

まとめ|バストケアは“正しいお金のかけ方”で未来が変わる

まとめ|バストケアは“正しいお金のかけ方”で未来が変わる
今回は、バストケアにおいてお金をかけるべきところや、無駄遣いしやすいポイントを説明しました。

バストケアは、ただ高価なアイテムを使えばいいというものではありません。「自分に合ったケアに、無理なく継続できる範囲でお金をかける」ことこそが、理想のバストを育てる近道です。

必要なところにしっかり投資し、無駄を省くことで、ストレスなく美バストを目指していきましょう。

 

この記事の執筆者

佐藤 由加里
佐藤 由加里
バストアップ専門エステサロン「p-Grandi」チーフエステティシャン。マッサージ、医療脱毛・医療痩身・フェイシャル、総合痩身エステの施術などを習得したバストアップ専門家。プロフィール