産後のバストにはどんな変化がある?
バストの悩みQ&A

産後のバストにはどんな変化がある?

産後大きく変化するのはバストのサイズとハリです

産後のバストにはさまざまな変化が訪れますが、とくに感じるのはサイズダウンとハリが失われることではないでしょうか。女性のバストは妊娠から出産、授乳開始から終了、産後と時期に応じて変化しやすいからです。

とくに産後のバストに関しては、サイズダウンやハリが失われたことへの悩みを抱える女性が多いです。変化しやすい産後のデリケートなバストをケアする方法を知り、適切なバストケアを行いましょう。

女性のバストが変化しやすい理由があります

女性のバストが変化しやすい理由があります
産後に限らず、女性のバストはサイズやハリの状態が変化しやすいものです。まずは女性のバストがどのように変化していくのかを見ていきましょう。

妊娠~出産まで

この時期のバストは乳腺が発達するので、バストのサイズは以前よりも大きくなり、ハリも出てきます。そのため今までのブラジャーではサイズが合わなくなり、バストの重さも3~4倍になるのが一般的です。

クーパー靭帯がバストの重みを支えきれないと、産後のバストが下垂したり、サイズダウンしたりする原因になります。

授乳開始~終了まで

授乳を始めた頃から徐々に女性ホルモンや乳腺組織が減少するため、大きくなっていたバストもサイズダウンしやすいです。

バストが小さくなってもバストの皮膚やクーパー靭帯は伸びたままなので、バストの下垂を感じるようになります。

授乳時の背中を丸めた姿勢や、赤ちゃんがバストトップを引っ張ってしまうことなどが原因となり、バストのハリも失われやすい状態です。

悪い姿勢はリンパと血液の流れを悪くし、バストを支える筋肉と代謝を低下させるので、バストがサイズダウンする原因になります。

産後

授乳が終わって産後1年ほど経つと、バストのサイズは少しずつ元のサイズに戻っていきます。

とくに産後2~3日の間に、急激にバストのサイズに変化が起こりやすいです。ハリの状態や形が変化してしまうことも多く、バストの形が左右で違ってしまうこともあります。

リンパマッサージで産後のバストケアに取り組みましょう

リンパマッサージで産後のバストケアに取り組みましょう
産後のバストの変化に対応するためには、滞ったリンパの流れを改善して、バストが育ちやすい身体づくりをしていきましょう。セルフケアで行うリンパマッサージは、ツボを意識すると効果的です。

壇中(だんちゅう)

壇中は女性ホルモンの分泌を促し、バストアップをサポートするツボだといわれています。左右バストトップの間の中心に位置するのが、壇中のツボです。

少し強めに3秒間ほど押し、ゆっくりと力を抜く動作を5回繰り返しましょう。

天溪(てんけい)

天溪は乳腺を発達させるのに効果的なツボだといわれています。

バストトップの横にあり、肋骨の間を押して痛みを感じる部分になります。親指を使って、左右のバストを押し上げるように押してみましょう。

育乳マッサージ

セルフケアでは物足りない方や、本格的なバストケア&リンパマッサージをしたい方は、サロンで育乳マッサージを受けてみましょう。

はじめての方でも無料カウンセリングがあるので、安心してバストの悩みを相談することができます。

変化に合わせてバストに適切なブラジャーを選びましょう

変化に合わせてバストに適切なブラジャーを選びましょう
産後のバストはとても変化しやすいので、常にバストに合ったブラジャーを身につける心がけが大切です。バストに合わないブラジャーが、バストの形を悪い方へ変化させてしまうこともあるからです。

産後は必ずバストのサイズを測る

サイズが合わないブラジャーはバストを圧迫し、形を崩す原因となります。産後は必ずバストのサイズを測り、バストにぴったりのブラジャーを身につけるようにしましょう。

産後のバストに合ったブラジャーを選ぶ

ノーブラで過ごすとクーパー靭帯が伸びてしまうことがあるので、産後はワイヤーなしのブラジャーが適切です。

ワイヤーありのブラジャーでは、毛細血管を圧迫する恐れがあるため、ワイヤーありに切り替えるタイミングは見計らいましょう。

目安としては、産後1年が経った頃がワイヤーありのブラジャーに変更して問題ない時期です。

まとめ

1.産後に大きく変化するのはバストのサイズとハリです

産後のバストにはさまざまな変化が起こりますが、とくにサイズダウンと失われたハリを気にする女性が多いです。

適切なバストケアは何かを考え、産後のデリケートなバストをケアしていきましょう。

2.女性のバストが変化しやすい理由があります

女性のバストは産後に限らず、サイズやハリの状態が変化しやすい状態にあります。妊娠中と産後のバストでは、とくに大きな違いを感じやすいといえます。

授乳中の悪い姿勢はリンパや血液の流れを悪くし、バストを支える筋肉の劣化を招く原因です。

3.リンパマッサージで産後のバストケアに取り組みましょう

産後の変化したバストをケアするには、リンパマッサージに取り組むのがおすすめです。

リンパマッサージは自分でもできますが、本格的なバストケアをしたい方は育乳マッサージを検討してみましょう。

4.変化に合わせてバストに適切なブラジャーを選びましょう

ブラジャー選びはバストの状態に関わるので、産後のブラジャー選びは慎重に行いましょう。

バストのサイズを正しく測り、ワイヤーありのブラジャーは産後1年後を目安に着用してください。

 

この記事の執筆者

佐藤 由加里
佐藤 由加里
バストアップ専門エステサロン「p-Grandi」チーフエステティシャン。マッサージ、医療脱毛・医療痩身・フェイシャル、総合痩身エステの施術などを習得したバストアップ専門家。プロフィール