バストの悩みQ&A

バストの成長は何歳まで?正しいケアで大人の美バストを手に入れよう

バストは主に10代〜20代にかけて大きく成長しますが、成長期を過ぎてからでも手をかけることでバストは少しずつ変わってきます。

今回は、成長期を過ぎた大人のバストを育てていくための方法や意識すべきケアについてお伝えしていきます。

バストの成長期はいつ?

バストが大きく成長するのは、初経の1年前から初経後の3年までの計4年間と言われます。初経を迎える年齢には個人差があり、早い人だと10歳、遅めの人だと15歳を過ぎることも。

この時期に十分な栄養と睡眠をとることで、女性ホルモンや成長ホルモンが正常に働いて、バストが成長していきます。

女性ホルモンの分泌のピークは20歳前後で、成長ホルモンの分泌のピークは13〜17歳頃。初経の前後を過ぎても10代後半〜20代前半ごろまではホルモン分泌が盛んなので、バストはその頃まで成長しやすいのです。

成長期を過ぎたらバストは育たない?
10代〜20代のバストの成長期を過ぎると確かにバストは成長しにくくなります。しかし20代を過ぎても、バストに手をかけてあげることで少しずつ変わってきます。

特に、何らかの理由で成長期に十分バストが成長しなかった場合はまだ育っていく可能性が高いです。
例えば、思春期に以下のような状態に合った場合はバストが成長しにくかった可能性があります。

  • 睡眠不足
  • 栄養不足(糖質中心の偏った食事)
  • ストレス過多
  • 激しい運動のしすぎ
  • ラクトゲン受容体の未発達

ラクトゲン受容体とは女性ホルモンや成長ホルモンの受容体です。乳腺上にラクトゲン受容体が発達することにより初めて、女性ホルモンや成長ホルモンがバストに作用します。
ラクトゲン受容体が発達する時期は10代〜30代と個人差が大きく、思春期にバストが成長しなかった人はラクトゲン受容体が未発達であった可能性もあるのです。
成長期を過ぎた後に発達する場合もあるので、女性ホルモンや成長ホルモンの分泌を意識した生活を送ることで、大人になってからでもバストアップする可能性が十分あります。

実際に生活習慣を改善したりバストの正しいケアを行ったりすることで、40代や50代の方でもバストに変化がみられる方もいらっしゃいます。

成長期を過ぎたからと諦めず、大人のバストに合わせたバストケアを行いましょう。

成長期を過ぎた大人のためのバストアップ法

成長期を過ぎた大人のバストを育てるためにおすすめのバストアップ法を紹介します。7つお伝えしますので、取り組みやすいものから実践してみてください。

①バランスの良い食事をする

私たちの体は食べたものでできています。
ホルモンの分泌が成長期よりも少なくなってくる大人女子のバストを育てていくには、必要な栄養素を食事からしっかり摂取することが何より大切です。

ポイントは、たんぱく質、良質な脂質(オメガ3脂肪酸)、ビタミンミネラルを不足なく取り入れること。それぞれの栄養素の役割と、栄養素が含まれる食材は以下の通りです。

たんぱく質

たんぱく質は食事から取り入れた後、アミノ酸に分解され、肌・筋肉・内臓などのあらゆる部分の材料となります。たんぱく質を多く含む食材は、肉・魚・卵・豆類・乳製品。3食の食事のうち、例えば朝は卵と豆類、昼は魚、夜は肉と割り振ると様々な食材から満遍なくたんぱく質を取り入れられます。

良質な脂質(オメガ3脂肪酸)

オメガ3脂肪酸は血液をサラサラにする働きのある脂質です。ホルモンの材料となったり、柔らかく質の良い細胞膜を作ったりするので、バストアップを目指すには欠かせない栄養素。

オメガ3脂肪酸が多く含まれる食材は、亜麻仁油、えごま油、くるみ、魚です。亜麻仁油とえごま油に含まれるオメガ3脂肪酸は熱に弱いので、熱を加えずドレッシングなどとして取り入れましょう。オメガ3脂肪酸はたんぱく質と一緒に摂取すると吸収が高まるので、魚を積極的に食べることで効率よくオメガ3脂肪酸を取り込めます。

ビタミンミネラル

たんぱく質や良質な脂質も、ビタミンミネラルがあってこそ本来の力を発揮できます。ビタミンミネラルはバランスよく摂取するのが望ましいですが、バストアップを目指す上でポイントとなるものがいくつかあります。以下のビタミンミネラルを積極的に取り入れましょう。

血液の材料となる。
鉄が多く含まれる食材:牛肉、レバー、赤みの肉、あさりなど
クーパー靭帯の主成分であるコラーゲンの合成に必要。
ビタミンCが多く含まれる食材:ピーマン、パプリカ、ブロッコリー、柑橘系のフルーツなど

ビタミンC

クーパー靭帯の主成分であるコラーゲンの合成に必要。
ビタミンCが多く含まれる食材:ピーマン、パプリカ、ブロッコリー、柑橘系のフルーツなど

ビタミンE

抗酸化作用や血行促進作用。
ビタミンEが多く含まれる食材:アボカド、アーモンド、ピーナッツ、くるみなど

ビタミンB2

たんぱく質や脂質の代謝に必要。
ビタミンB2が多く含まれる食材:肉、魚、卵など

ボロン

女性ホルモンの働きを助ける。
ボロンが多く含まれる食材:りんご、梨、ぶどう、わかめ、大豆など

②睡眠をしっかりとる

バストアップに欠かせないホルモンは寝ている間に分泌が盛んになります。特に成長ホルモンは、深い睡眠に入った時に多く分泌されることがわかっています。

個人差はありますが、睡眠時間は7時間以上確保しましょう。また、質の良い睡眠をとるために以下のような工夫をするのも大切です。

  • 寝るときは部屋を暗く
  • 寝る1時間半〜2時間前に入浴を済ませる(寝る直前はNG)
  • ぬるめのお風呂に浸かる
  • 寝る1時間前からはブルーライトを浴びない
  • 寝る前にリラックスタイムを設ける
  • 夕方から徐々に部屋の明かりを落とす(オレンジのライトが望ましい)

また、朝起きたら日光を浴び、日中は活動的に過ごすと夜ぐっすり眠りやすくなります。

③毎日湯船に浸かる

バストアップを目指すにはバストに血液をしっかり巡らせ、栄養やホルモンや老廃物などを血液に運んでもらうことがとても重要です。毎日湯船に浸かることで、手っ取り早く血行不良を改善できます。特に夏場は、シャワーだけで済ませたくなりがちですが、必ず湯船に浸かる習慣をつけましょう。

お湯の温度は39〜40℃くらいのぬるめに設定し、15〜20分ほど浸かることで全身の巡りが良くなります。余裕があれば、足の末端から体の中心にかけて流すようにするとリンパの流れも促進されてむくみの解消に効果的です。加えて、肩や首、脇、鎖骨などを気持ちよくほぐすことで、バスト周りの血流がさらに良くなります。

④適度な運動を習慣にする

ウォーキングやストレッチ、簡単な筋トレ・ヨガなど、軽い運動を行うことで血行が促進されます。また、運動することで成長ホルモンの分泌が促されたり、睡眠の質アップにつながったりします。

運動をする際は、バストが揺れないよう、スポーツブラやバストバンドを活用しましょう。ジャンプ動作やランニングなどの激しい運動は、バストの揺れによってバストダウンにつながることがありますので注意してください。

⑤自分に合ったブラジャーを着ける

自分に合ったブラジャーで、バストを重力から守りましょう。例えば、10代や20代用のブラジャーと、40代用のブラジャーは形や作りが大きく異なります。

バスト上部のボリューム、バスト下部のボリューム、バージスライン、バストの高さ、バストの離れ具合などを加味してブラジャーを選ぶことが大切です。

成長期を過ぎた大人バストには、以下のようなホールド力の高いものがおすすめ。

  • 脇高(サイドベルトの太さが太い)
  • ストラップの太さが太い
  • ワイヤー入り

ワイヤーは大きく分けて、U字とL字の2つの種類があります。バスト全体を持ち上げて、丸く高さのあるバストを作りたい方はU字ワイヤー。谷間を綺麗に見せたい人やバストの横流れを特に防ぎたい人、U字ワイヤーだと胸骨が痛い人はL字ワイヤーがおすすめです。

⑥ナイトブラを着ける

特に30代を過ぎるとホルモンバランスの変化により、乳腺が少なく脂肪が多い柔らかいバストに変わってきます。柔らかいバストは寝ている間に脇や背中に流れやすく、クーパー靭帯にも負担がかかります。下垂や離れ乳、型崩れを防ぐためにも毎日ナイトブラを着ける習慣をつけましょう。

余りにきつ過ぎるものはバストの血流を妨げるので、優しくバストをホールドしてくれるものがおすすめです。ナイトブラを着けることで、バストを冷えから守ることもできます。

⑦ストレスを溜めすぎない

美容の一番の大敵と言っても過言ではないのがストレス。仕事、家事、育児などをする中で、ストレスをゼロにするのは難しいこと。ストレスを受けても溜め込み過ぎず、上手に発散する方法を見つけましょう。

  • 休憩時間や寝る前に深呼吸をするく
  • 湯船にゆっくり浸かる
  • 好きな飲み物を飲む
  • ドライブをする
  • 好きなアロマを焚く
  • 好きな音楽を聞く
  • 読書をする
  • 軽い運動をする
  • 自然豊かな場所を散歩する
  • 生活の中に緑を取り入れる
  • 動物に触れる

など、自分に合ったストレス解消法を探してみてください。

大人バストは質感ケアも超重要!

大人のバストは大きさや形だけでなく、質感のケアがとても大切です。潤いのあるしっとりと吸い付くような肌を目指すことで、若い頃とは一味違った柔らかな大人バストの魅力が引き立ちます

水分をこまめに摂取する

皮膚の水分量をアップさせるためには体の内側から潤すことが大切。1日1.5Lほどを目安に、1回200mL(コップ1杯分)くらいずつこまめに飲みましょう。

バストの保湿を怠らない

お風呂上がりには顔だけでなくバストまで必ず保湿する習慣を。バストの皮膚は顔の皮膚と同じように薄く乾燥しやすいです。

毎日保湿を行うことで、もっちりと触りたくなるバストになります。バストの皮膚の潤いをキープすることで皮膚もたるみにくくなりバストの下垂防止にも効果的です。

バスト専用のクリームなどを使って優しくマッサージしながら保湿しましょう。

首・デコルテのケアも忘れずに

首とデコルテは特にエイジングサインが出やすい場所。首やデコルテが荒れていたり乾燥していたりしては、バストの美しさも半減してしまいます。
化粧水や乳液を首とデコルテまでつけたり、ネッククリームで保湿したりするのもおすすめです。

正しいバストケアで大人のバストをじっくり育てよう!

バストが成長しやすい時期は確かにありますが、成長期を過ぎたからといってバストの成長がストップするわけではありません。正しいバストケアを行うことでより美しいバストに近づくことができます。諦めずに日々の小さな習慣を積み重ねていきましょう。

 
 

この記事の執筆者

佐藤 由加里
佐藤 由加里
バストアップ専門エステサロン「p-Grandi」チーフエステティシャン。マッサージ、医療脱毛・医療痩身・フェイシャル、総合痩身エステの施術などを習得したバストアップ専門家。プロフィール